地方独立行政法人秋田県立療育機構 秋田県立医療療育センター

代表電話
写真:作業療法士リハビリの様子

作業療法士

ひとりひとりの特性を理解し、成功感や達成感を感じてもらえるよう関わっています。

作業療法士について

当センターの作業療法について

当センターでは脳性麻痺、ダウン症候群など染色体や遺伝子を起因とする疾患、神経筋疾患、小児整形外科疾患、自閉スペクトラム症、注意欠陥多動症、発達性協調運動症、限局性学習症、発達の遅れなどさまざまな疾患の子どもたちが作業療法の対象となります。

当センターの作業療法は、幅広い疾患を対象に、0歳から成人期までさまざまなライフステージの患者に対応しており、通常の作業療法以外にも、車椅子や装具の検討、学校や保育への参加支援、特別支援学校への助言など、多岐にわたる業務が特色です。

疾患やライフステージに応じた検査を複数実施し、客観的評価に基づいた作業療法プログラムの立案に努めています。ひとりひとりの特性を理解し、お子さんに合った方法をご家族とともに探しながら、成功感や達成感を感じてもらえるよう関わっています。

お子さんだけでなくご家族に対する支援も非常に重要であり、楽しい雰囲気や話しやすい雰囲気づくりを心掛けています。

シーティング外来

週1回、ご本人、保護者立ち合いのもと、医師、理学療法士、作業療法士、製作業者が協働して補装具(車椅子、座位保持装置など)や日常生活用具(入浴補助用具など)の検討を行っております。
普段のリハビリテーション場面から身体特性を把握することで、ご本人の身体に合った、日常生活場面での使用を想定した作製となるように心がけております。

摂食リハビリテーション

運動機能障害、発達の遅れ、口腔器官の形態の問題などにより食べることに困難がある場合は、医師の指示の下、摂食リハビリテーションを実施しています。

当センターでは、言語聴覚士が作業療法士と一緒に評価を行い、食形態や一口量、介助方法やペース、タイミングなどを検討し、子どもが安全に楽しく食べるための練習を行っています。
摂食リハビリテーションの実施の際に、作業療法士や、場合によって理学療法士も介入することで、摂食嚥下機能だけではなく、姿勢や食具の提案なども含めて包括的にアプローチできることが当センターの特徴です。

また、必要に応じて嚥下造影検査(VF)や嚥下内視鏡検査(VE)が行われており、多角的な情報を基に摂食リハビリテーションを進められる仕組みがあります。

地域連携・支援

当センターは県内全域の方を対象としているため、各地域での生活や、各地域で医療を受けられている様子も確認する必要があります。

ご自身の生活地域で安心して暮らすことができるように、各地域の拠点病院等、小児のリハビリテーションを実施してくださっている病院とは、カンファレンスを実施して、方針やプログラムのすり合わせを行っております。
当センター医師からのレクチャーも実施し、小児リハビリテーションに対する知識や技術を双方向に高められるように継続して取り組んでおります。

また、NICUのある総合病院とは新生児フォローアップカンファレンスを実施し、早期産などのケースについて、経過やリハビリテーションの様子など情報交換を行い、各専門職が集まって出生から途切れることがないようなフォロー体制作りに尽力しています。

保育所等訪問事業

当センターの保育士とともに保育所等に訪問し、普段生活している場面を見せていただき、園で直接関わっているスタッフの皆さんとさまざまな情報を共有しながら、より快適に楽しく過ごせるための提案をし、スタッフの方々のご相談に対応させていただいています。

研究発表、講義・講演等活動について

当センターは療育を提供している県内唯一の専門機関のため、自分達が取り組んでいることの実績・成果をまとめて発信する必要があります。
各学術大会や研究会での発表をはじめ、様々な分野から依頼を受け、専門性を生かした講義、また療法士の養成校の学生を対象とした授業を行っております。

研修制度について

各職責に応じた研修制度を設定しております。特に新規採用職員については、見通しをもって段階的に取り組めるようにラダーを用いての研修を支援しております。
また、経験年数や達成度に応じて各専門職の知識、技術を高める研修への参加を支援しております。
専門知識だけでなく、社会人として、医療人として必要な知識を深めるような研修も人材育成活動として支援しています。
各療法士は知識や技術の研鑽に励み、より高度な医療を提供することに努めております。

センター内・部内研修について

医療に携わる者として必要な医療倫理研修、医療安全研修など年間を通じて計画、実施しております。
すべての研修が勤務時間内に受講することができるように支援しております。

学生・実務研修生の受け入れについて

小児リハビリテーションに従事する療法士を育成する目的として、各養成校から臨床実習生を受け入れております。

また、各地域の拠点病院で働かれている理学療法士・作業療法士・言語聴覚療法士を実務研修生として受け入れております。

関連リンク

リハビリテーション部 > 作業療法

募集案内

現在、作業療法士の募集はありません。

ページトップヘ戻る