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看護部

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看護部について

看護部は、当センターの理念に基づき発達に支援が必要な子どもたちやそのご家族に対して、心身の成長・発達を支え、持っている能力を最大限に引き出し、自立に向けて看護を提供します。

また、個別性を重視した看護ケアを提供し、生命の尊さを考え、ひとりの人間として尊重し小さな変化を見いだし、その発育を支援することを目指しています。

さらに、利用される皆様と保護者の方々に対して、当センターの他の職種と力を合わせて発達や生活支援を目指しています。

2025年度 看護部の目標

療育施設の看護職として人権を尊重した安全な看護を提供する

1)看護倫理に基づいた障害児看護の質向上

  1. 小児・障害児看護の専門性を追求する
    • こどもの権利擁護、倫理カンファレンス体制の構築
  2. 教育体制の整備
    • 新規採用者への全職員参加型教育システム整備
    • 各部署での教育サポート体制(OJT)整備

2)地域への貢献

  1. 短期入所の受け入れ数増加
  2. 地域の関係機関との連携
  3. 県内各看護師養成校の実習受け入れ継続

補い合える職場環境の改善を図る

1)利用者の安全・安心のため職員の業務負担軽減に取り組む

  1. チーム間・各部署間との多職種連携の充実
  2. タスクシフト・シェアの推進
  3. 業務調整・環境整備・時間外労働の削減
  4. 二交代制勤務実施後の環境調整

看護部配置表

役割看護部長看護師長副看護
師長
看護師介護
福祉士
歯科
衛生士
看護部1004005
外来01160210
ひばり病棟012282033
杉の子病棟・手術室・中材012203026
生活介護事業所0113206
146617281
看護要員 2025年度4月1日現在
  • ひばり病棟看護師長1名(感染予防対策室兼務) 
  • 看護部長、杉の子病棟看護師長1名、計2名(医療安全管理室兼務)
  • 専門員1名、病棟1名、計2名(児童発達支援センター兼務)
  • 慢性呼吸器疾患看護認定看護師1名、重症心身障害看護師2名、計3名(医療的ケア児等支援センター兼務)

看護部教育理念

  • 子どもたちの人権を擁護し、柔軟な看護ができる看護師を育成します。
  • 看護師一人ひとりが個々の能力を発揮し、自立・自律した専門職業人となるよう育成します。
  • お互いを思いやり円滑な人間関係を築くことができる看護師を育成します。

看護部教育体制

2024年度からプリセプター制度から全職員参加型の教育体制に変更しております。
当療育センターの特殊性を考え、新卒・既卒かかわらず入職1~3年間、リフレクションを重視した全職員参加型のサポート体制といたします。

全職員参加型新規採用職員教育システム概要図

各部門の特徴

外来

写真:外来窓口

外来診療科は、整形外科・小児科・小児メンタルヘルス・児童精神科・歯科・リハビリテーション科・眼科・耳鼻咽喉科です。

診察日は外来診療のご案内のページをご確認ください。

外来担当

外来担当は、看護師長含む8名の看護師と2名の歯科衛生士です。
看護師による外来診療科に関する医療電話相談を実施(2024年度延べ533件)しています。
予防接種受託事業は、県内各市町村の委託を受け、予防接種の担当医師とともに、外来診療の中で実施しています。
在宅療養指導管理(2025年4月現在65名)に対し、医療材料の提供及び使用方法や技術面での指導を行っています。

生活介護事業所 よつ葉(重症心身障害者通所部門)

写真:生活介護デイルーム

営業時間は月曜日から金曜日の9時00分から17時00分まで、このうちサービス提供時間は9時30分から16時00分までとなっています。
利用対象は、在宅で生活をされている18歳以上の重症心身障害者の方で、1日7名前後の利用に対応しています。

職員は、看護師5名(サービス管理責任者1名)、介護福祉士2名、保育士2名です。
送迎、入浴、食事などの生活援助や療育活動、運動機能に係る支援、医療的ケアなどを提供しています。利用される方の看護は人工呼吸器管理や経管栄養など全身のケアが必要であり、専門的な知識と確かな技術が求められています。また、ご家族からの相談への対応も大切な役割の一つです。

サービス管理責任者が中心となり個別支援計画書を作成し、ご家族と情報の共有を図るとともに、サービス担当者会議を通し他事業所との連携を図っています。

医療型障害児入所施設(肢体不自由児)・手術室・中央材料室部門(兼務)

杉の子病棟60床(障害者等入院基本料10:1)

60床の内訳は肢体不自由児用として36床で、このうち空床利用型ショートステイ4床とし、親子入院用として8床、一般医療入院用として16床となっています。

対象となる入所・入院児は乳幼児から高等部3年生までの治療およびリハビリテーションを必要とする肢体不自由児、短期入所利用児(者)、日中一時支援の利用児(者)、在宅で療育されている児の親子入院、整形外科の手術や治療の必要な医療入院、手術後の短期集中入院、また、治療目的入院があり、入院・入所児(者)の日常生活活動は全介助レベルからほぼ自立レベルまでと幅広く、このため求められる看護は医療的ケアから日常生活の支援・指導まで幅広いことが特徴です。

担当する職員は看護師長含む26名(介護福祉士3名含む)で、3人夜勤の2交代制を取っています。

手術室

第1月曜日、第3月曜日、(第5月曜日)は整形外科手術であり、手術担当スタッフを配置して対応しています。

中央材料室

オートクレーブ・プラズマ殺菌による滅菌作業を行い、関係部署、および在宅児(者)への医療材料の提供を行っています。

医療型障害児入所施設(重症心身障害児) ・ 療養介護事業所基準取得

写真:ひばり病棟病室

ひばり病棟40床(障害者等入院基本料10対1+超重症児加算)
40床の内、超重症児(者)室を12床、重症児(者)室は28床で、このうち空床利用型ショートステイを3床と定めています。

対象となる入所児(者)は乳幼児から学卒児(者)までの治療およびリハビリテーションを必要とする重症心身障害児(者)、短期入所利用児(者)、日中一時支援の利用児(者)です。日常生活活動は全介助レベルであり、医療的ケアと生活支援により、発達を支援しています。
担当する職員は看護師長含む33名(介護福祉士2名含む)で、4人夜勤の2交代制と3交代制を取っています。

注:固定チームナーシング方式とデイパートナー方式、看護記録はPOS、電子カルテと職員情報共有ネットがシステム化されています。独自の標準看護計画が電子カルテ内にオリジナルとしてシステム化されており、看護計画の立案に効果を発揮しています。

児童発達支援センター

写真:育成部お星さまの部屋

担当看護師が、児童・保護者への療育支援を行っています。

通園児童の健康管理:定期健康診断の実施(年2回実施)、予防接種歴・感染症罹患状況の把握と予接種指導、医療的ケア児や活動に配慮を要するお子さんへの対応などを行っています。
保育環境の整備・感染予防:保育スタッフと連携して安全管理・衛生管理を行い、安全で安心して通園できる環境の提供に努めています。

健康教育活動:保護者勉強会の実施や保健だよりの発行などを通じて、保健・健康に関する情報提供を行っています。また、お子さんの体調や健康、登園に関する個別の相談に対応しています。

その他の活動

感染管理認定看護師(ひばり病棟看護師長兼務)

看護部には、感染管理認定看護師(ひばり病棟看護師長兼務)が感染予防対策室で活動しています。

感染予防対策チームの一員として、定期的なラウンド、感染症発生時の対応や指導、院内感染予防対策マニュアルの作成など行っています。また、効果的な感染管理を行うため、感染予防対策リンクスタッフとともに、学習会や研修会を行い職員教育や相談に対応しています。

慢性呼吸器疾患看護認定看護師、重症心身障害看護師

慢性呼吸器疾患看護認定看護師が入所児の状態や人工呼吸器の導入や調整に関わり、医師や臨床工学技士などと連携しながら、活動しています。また、教員教育や相談に対応するだけでなく、看護研究に取り組み、看護師養成校や大学で講師をつとめています。

2022年4月に慢性呼吸器疾患看護認定看護師と重症心身障害看護師(日本重症心身障害福祉協会認定)2名が医療的ケア児支援センター(兼務)に配属となりました。医療的ケア児のコーディネーターとして在宅療養や地域の相談支援事業所職員の研修も行います。また、地域の保育・教育機関との連携や相談支援も担当します。

委員会

これらの部署ごとの活動をより円滑に進めていくために、看護部業務委員会・記録委員会・教育委員会・査読委員会の4つの委員会を開催し、2026年2月には看護研究発表会を予定しています。

研修等

新規採用職員集合研修・新人基礎的看護技術研修の他、e-ラーニングを活用しながら継続看護教育として、レベルⅠからⅤまでのレベル研修、部署ごとの学習会、全体研修を組み合わせて職員教育の充実を図っています。

地域貢献と若い人材育成・将来の専門職確保のために、県内の看護学生の臨床実習生を引き受けて、その指導に当たっています。

隣接する「秋田きらり支援学校」の依頼により、看護師派遣による医療的支援を行っています。

学会発表

対外的に当センターの活動を広めるために、学会発表を予定しています。

2025年度の予定

  • 全国肢体不自由児療育研究大会:北海道旭川市
  • 東北・北海道肢体不自由児施設療育担当職員研修会:山形県山形市
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